2009年9月17日木曜日

異邦人のひとりごと(その2)

この土地に来て篠笛を吹くようになった。
祭り囃子、お神楽などの団体にいくつか混じって参加させていただいている。

そういう団体は、まだ圧倒的に男性が多い。
もともと神事に関わることなので、ピアノの習い事と位置づけが違うようだ。

祭り囃子だと男女半々ぐらいだが、そういう場所の女子は〇〇さんの娘だったり〇〇くんのお母さんだったり、あるいは職場の団体として参加している場合がほとんどだ。
つまり、個人で、自分が自分自身を代表して、ぽっと参加しているわけじゃない。
立場を保証された女子。

そうでない女子は立場を弁えて行動しないと、男性からも女性からも反感を買うことになる。

私は他所から来て、しかも女性で、自分の仕事で経済的に独立しているという意味で三重に異邦人なのだと思う。
このコミュニティの平和を乱すもの。

マレビトはマレビトとして、饗応を受け、この土地を祝福して去っていかなくてはいけない。

このムラの一員になれないのなら、せめて宣教師にならず、博物学者としてすべてに興味をもち賞賛して通り過ぎよう。

なぜなら私はこの土地が気に入ってしまったのだから。
この土地に骨を埋める覚悟だ。名のない無縁仏として。

1 件のコメント:

  1. もう10年なんですね。

    すごいなぁ。

    自分の名前、自分の仕事、自分の言葉で生きていけるということは
    結構すごいことなんですね。

    ゆっくりお話したいなぁ。

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